ASHIYA
PARASITE
RETAIL&OFFICE
PHOT GARALLY
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建物名称:パラサイト
施   主:潮芦屋マリーナエリアセンター
建設場所:兵庫県芦屋市海洋町
建物用途:事務所&店舗
構造規模:1階S造/2階木造 地上2階
敷地面積:1,797.30u
建築面積:189.00u
延床面積:315.00u
設   計:河原泰建築研究室
構造協力:山崎構造設計事務所
施   工:ハンシン建設

コンビニに寄生する

万店舗を超えるわが国のコンビニエンスストア。これは、あまたあるスタンドアローン型のコンビニの上部を有効活用しようというプロジェクトである。コンビニエンスストアは、経済的に店舗内を無柱としなければならないので、構造は鉄骨造となる。その屋根をデッキプレートの合成スラブとし、簡易な木造の小屋を載せた。木造の小屋はシェアオフィスとして活用する。3m×4.5mが1ユニットとなり、各ユニット間を屋上緑化の庭として、それぞれのプライバシーを確保するとともに、夏場は屋上緑化の庭から心地よい風が吹き抜けるようにした。冬場は24時間稼動するコンビニの熱が床暖房として活用でき、場所だけでなくエネルギーもコンビニにパラサイトするオフィスとなる。

フィスユニットの上部はFRP防水のプールである。この部分に、雨水を貯めて屋上の緑に自動潅水する。スタンドアローン型のコンビニの上部が緑化されれば、さぞやCo2削減に貢献できるであろう。オフィス部分の外壁は、地元の間伐材を利用し、オフィスの入口となる階段やデッキには再生木材を活用している。日常生活では欠かせない存在となりつつあるコンビニエンスストアの建物で、少しでも環境を考えた取組みができれば、その効果は絶大である。今回のプロジェクトはオーナーの英断により、セブンイレブン直営ではなくオーナー自ら建物を所有することで、セブンイレブンの標準仕様に規制されることなく計画することができた。今後は直営店においても、このような取組みがなされれば、よりよい街並みがつくりだせるのではないであろうか。

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